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世界平和とお金のない世界 知恵の輪

世界平和とお金のない世界 知恵の輪

世界平和提案書(国連本部で演説)

国連本部で演説するための原稿を書いてみました。


    「世界平和提案書」


私たちは世界平和の実現を提案します。

いままで私たちは
軍隊を無くせば平和になれると思っていました。


なぜ軍隊が無くならないのか?

軍隊を必要とする世界だからです。

奪い合いや騙し合いの世界だからです。


世界平和になれば軍隊は要りません。

軍隊や核を無くすための努力より
世界平和の実現に努力を傾けたほうが良い。

そう思うのです。

世界平和は
「支え合い」「分かち合い」の世界です。

互いが互いを必要とし助け合っているのです。

それが実現するための提案をします。

一つ目の提案ですが、国連を中心とした
国際支援団(International support group)の
設立をお願いします。

「国際支援団(ISG)」とは
「国境なき医師団」を参考にして
世界中の国と地域が参加して作られますが
国際支援団(ISG)は常時活動する団体です。

設立の目的は
世界の貧困や差別を無くすことです。

世界のあらゆる地域が独自の文化が守られ
安心して生活できるお手伝いをすることです。

世界中の技術と資源を無駄なく有効活用します。

国際支援団の仕事は
それぞれの国と地域の代表が
「自分の国が出来ること、出来ないこと」
「自分の国に足るもの、足らないもの」
「自分の国が必要なもの、して欲しいこと」
シェアをし合います。

そして
農業生産が出来る所
工業生産が出来る所
科学技術が得意な所
世界中で生産と技術を分かち合うのです。

たとえば

「私たちの国は土地は広いけど砂漠が多いです」
「私たちは砂漠を農地に変える技術を提供します」

「海に面しているけど水不足で困っています」
「私たちは海水淡水化の技術を提供しますよ」

「水はいっぱいあるのに汚染がひどいです」
「私たちは汚泥浄水装置を提供しましょう」

「広大な農地はあるけど生産能力が低いです」
「私たちが生産能率の高い技術を提供しましょう」

「きれいな海に面しているので養殖技術が欲しい」
「私たちが養殖の技術を提供しましょう」

などなど
もっとたくさんの協力関係が出来上がります。

国際支援団の活動の仕方を少し
説明させていただきます。

国の代表だけでは部族間の格差が出来ますので
地域活動の組織編成は地域の人がリーダーとなって
世界中の人が参加して行います。

地域の風習やしきたりや宗教に合わせた活動が
求められるからです。

それぞれの地域や宗教を大切にし合う関係を作れば
世界平和にもつながると思っています。

~~~

そして
人々が平和に共生することと同時に
地球との共生を大切にしなければいけません。

そこで
公害を出さない、資源を無駄にしない
完全循環型システムを構築するために
すべての国と地域に
大規模リサイクルセンターの建設を提案します。

大規模リサイクルセンターは
すべての要らない物を回収する所です。

そこでは

・すぐ使える物はきれいにして再利用

・修理できる物は修理して再利用

・修理できない物は部品として再利用

・その他は溶解して原料として再利用

・外食産業や家庭生ゴミ、下水処理の
 ヘドロについては肥料として再利用

・再利用できない物は無害化して自然に戻す


このシステムの特徴は

・資源を無駄なく使います。

・永続的な循環型社会が実現します。

限られた資源を無駄にしないこと
環境に良いもの
健康に良いもの
必要量以上に生産しないこと
それぞれの国や地域に応じて生産する。

温暖化対策や生活必需品、食糧生産など
地球環境に悪影響を与えないシステムです。

先進国が培ってきた新技術で
地球と人類がいつまでも健康でいられる
そういう世界を実現させたいのです。

~~~

世界平和が実現するために
提案をさせていただいておりますが
基本的な提案をしたいと思います。

それは
「すべての提供者はお金を要求しない」
と言うことです。

物を提供する人や団体も
技術を提供する人や団体も
サービスを提供する人や団体も
すべてボランティアです。

そうすれば
すべての人や物が自由に流通します。

利益のために人や物が動くのではなく
平和のために人や物が動くのです。

国際支援団の活動が円滑になるだけではなく
世界中の人々の交流が増えると言うことです。

温暖化や異常気象が続くと食糧不足や
生産能力が陥ってしまうことがあります。

「有る所から無い所へ」
「余る所から不足する所へ」
物や人材が自由に行き来することが出来ます。

世界平和は人々の交流が基本です。

互いの文化を尊重し
互いの不足を補う関係を作ること。

損得なしで行動できるシステムにしたいのです。

ここで一つ補足しておきたいことがあります。

それは
国際支援団の活動には生活を支えるために
お金が必要です。

その経費は世界中の軍事費の一部を
投入していただきたいと思っています。

~~~

生活のために人々の交流は大切ですが
文化交流も大きな力を持っています。

文化交流は
互いが「自分を知ってもらう」ことです。

世界中に友人ができれば
子どもたちの笑顔を見たら・・・
戦争なんて考えられません。

音楽や芸術をはじめ生活文化など
互いに紹介しあったり
専門職の技術は多くの人に知って欲しいです。

私は子どもたちの声が大好きです。

人種を超えて歌う歌声は心が豊かになります。

その一つが
「What a Wonderful World」です。
(なんと素晴らしい世界だろう)

子どもたちが仲良くなれば大人も同じ。

「いつまでも平和でいたい」と思います。

軍隊も核もない世界は努力しなくても実現します。

世界は楽しいと思える環境を作ることです。

テレビ番組もユーチューブも大きな力です。

新しいもう一つの世界を創りましょう。

世界中でそう思うだけで実現します。

お金のない平和な世界です。

よろしくお願いします。

~~~

最後にみなさんにもう一度
イメージしていただきたいことがあります。

一つの時代に二つの世界を作ることです。

今のお金の要る世界と
お金を使わないもう一つの世界です。
  
戦争も貧困も飢餓も核もあるこの世界に、
戦争も貧困も飢餓も核もない世界を作ります。

同じ時代に二つの世界を作ろうと言う訳です。

もう一つの世界は世界中が手をつなぎます。

世界中の情報をまとめるには国連が必要です。

ここにおられるみなさんの力が必要です。

私は日本で生まれて日本で育ちました。

日本の食事「和食」が
ユネスコ無形文化遺産になりました。

私は日本の心「和をもって貴しとなす」が大好きです。

意味は
「何ごとをやるにも、みんなが仲良くやり、
いさかいを起こさないのが良い」と言うことです。

今までは軍事力で世界平和を訴えていますが、
これからは
「和をもって尊しとなす」を実践して
この言葉がユネスコ無形文化遺産になるように
頑張りたいです。

二つの世界は二階建ての家のように
お金の要る社会とお金のない社会が同居します。

お手本の社会を創ると言うことです。

お金のない社会が軌道に乗れば
お金の要る社会は崩壊します。

それで
本当の世界平和が実現するのです。

よろしくお願いします。

大切な時間をいただいてありがとうございました。

(以上)


この提案書は
「12歳の少年が世界を変える!?」
http://ncode.syosetu.com/n3484dq/
という小説の中で少年が国連本部で演説します。

この小説の続きです↓
「世界平和実現へのシナリオ」
https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/5034/です。
参考に読んでください。


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